こんにちは、不動産ドットネット愛知の佐藤です。
第7回の今回は、屋根工事とユニットバスの設置です。
6月6日、内部で断熱材の敷き込みをしている一方で、
外部では屋根工事が完了していました。
今回の物件は一見すると向かって右が片流れ屋根、
左が陸屋根…という組み合わせなのですが、実は後者は
3方にパラペットを立てて四角に見せているものの、
こちらも片流れ屋根だったりします。
↑こちらが建物向かって右の片流れ屋根。(カラーベスト葺き)
瓦屋根という選択肢もあったのですが、
外観のコンセプトがバリバリのモダンだったので、
側面が鎧(よろい)のように仕上がる瓦葺き屋根だとイメージと合わず、
一般的なカラーベスト(スレート)を採用しました。
↑こちらが向かって左の屋根を上から見たところ。
緩い勾配で南から北へ流れているのですが、
三方をパラペットという壁で覆って隠しています。
何故外観上だけでも四角く見せたいかと言えば、
ひとえに「カッコいいから」という点に尽きます。
そう、そこに機能的な意味なんてないのです(笑)
なお、画像を見て頂くと分かるように、こちらの素材は
先程とは違ってガルバリウム鋼板となっています。
どうして2種類の屋根材を組み合わせているかと言えば、
緩い勾配で雨どいまでの距離も短いとなると、
普通のカラーベスト葺きだと雨を流すのに適さないからです。
そして「鋼板」と名が付くように、ガルバ屋根の部分については
板金職人さんによる施工となります。
6月8日、同じく板金職人さんにより外周部の各所に
水切り金物が施工されました。上の画像で、
基礎の上に出っ張っている黒い部分が水切りです。
続いて6月21日、ユニットバスの搬入・施工。
ごらんの通り、入口の扉は引き戸を採用しています。
大手のメーカーさんでも、お客さんから希望を
出さない限りは標準は折り戸であるケースが多のですが、
個人的には是非引き戸を採用して頂きたいです。
例えばヒートショックや持病の発作等で内側から扉に
倒れ掛かかる形で気を失ってしまった場合、
折り戸ですと外から開けられない…という
事態もあり得ます。一分一秒を争う場面で、その少しのロスが
生死を分かつ事もあるかもしれません。
そしてもう一つ、こちらは緊急時の件と比べれば
それほど…というか全然重要ではないのですが、
折り戸よりも引き戸の方が高級感があるからです。
同じ理由で、この家の玄関扉は親子ドアを採用しています。
病人をストレッチャー(担架)で運ぶ際や、大物家具・家電の
搬入時に玄関の開口を拡げられるという実用性もあるのですが、
普通のドアよりも親子ドアの方が高級感があるんです。
ちなみに浴室の折り戸と引き戸だったら、差額で言えば
大体5万円前後の違いになります。
高価な家具・家電を並べるのもいいですが、実はこういう
ちょっとした所に気合を入れると、全体に高級感が出るのでオススメです♪
浴室は一般的な1616サイズよりも洗い場が広い1618というサイズ。
この「浴室の広さ」というのも前述の高級感に繋がってくるので、
間取りが許すのであれば1620くらい大きなユニットを入れてみたいものですね。
参考までに、1616と1620ですと洗い場の広さが約40cm違ってきます。
また、1620からしか設定の無い「ワイド浴槽」という選択肢も増えるので、
是非お子様がたくさんいらっしゃる方にご検討頂ければと思います。
次回も木工事が着々と進んで行くのですが
、この記事を書いているのが7月13日なので、だんだんと
実際の現場の進行に近づいて来た感がありますね(笑)
それでは、また。
不動産ドットネット愛知 佐藤