添付した画像は当時お客様に提案した 外観のパース図。
1枚目は不採用で2枚目は採用されて 実際にこの絵の通りに建てました。
完成した家はシンプルモダンにしては なかなか見た目のいい
仕上がりにはなりましたが、
やっぱり自分の好みは 1枚目の方なんですよねぇ。。。
まぁ、「これがシンプルか?」と問われれば
答えに窮するところではありますが(苦笑)
建物に限った話ではありませんが、 僕は
「物事の無駄な部分にこそ美学が宿る」
という偏った信念の持ち主だったりするので
一見無駄に見える部分に カッコよさを感じるのです。
そこにシビれて憧れるのです(笑)
でもカッコよさなんて大体そんなもんです。
ホントに空力的に効果があるのかわからない
自動車のエアロパーツしかり、
ヒラヒラ、ジャラジャラと 無駄な装飾のついた洋服しかり、
文字どおり見た目だけの「格好の良さ」 かもしれませんが、
そんな無駄さ加減が大好きなのです。
「美味しいものは、脂肪と糖で出来ている」
ではないですけど、無駄って素敵! とか思ってしまうわけです(笑)
そんなわけで、住宅もゴチャゴチャ、 ガタガタとした
デザインが大好きなわけで。
建物を俯瞰(上)から見た時に
ガタガタとした部分の凸になった部分を「出隅」
凹になった部分を「入隅」
なんて呼びますが、
建物のカッコよさなんて結局 出隅・入隅の多さだろ!?
とすら 思っています。
もちろん暴論ではありますが(苦笑)
すごーく高度なレベルでは、
シンプルなのに恐ろしく美しくて カッコイイ デザインというのも
存在は するのですが、
そこらへんにあるような常識的な範囲での カッコイイ住宅は、
大体形が ガタガタとしています。
外壁面に張り出した部分が多く、
屋根は大体「片流れ」か、 切妻に段差をつけた
「掛け違い屋根」の場合が多いですね。
まぁ誰でも・どんな間取りでも 「カッコつけ易い」デザイン
とも言えるかもしれません。
僕も特別センスがあるわけでもなく、
ただちょっと変わっていたり尖った デザインが好きなだけなので、
ついついそーいう悪く言えばうわべだけ、
見た目だけの家に「カッコイイ!」と 飛び付いてしまいますし、
シンプルモダンでデザインして と言われれば、
どうしても そうなってしまいます。
でも、分かってはいるのです。
本当は、住宅の形に一番適しているのは シンプルな形であって、
真四角に近ければ近いほど、 形状として安定する事を。
構造的にも無駄な凸凹が無いほうが 強いですし、
工事費だって安く済むのです。
(出隅・入隅があると、工事の手間・工程も増え、
部材も増えます。しかも専用部材)
屋根だって、シンプルな形にの方が 安く上がりますし、
雨漏りリスクも 最小で済むのです。
(無駄な接面の多さ=潜在的リスクの数 とも言えます)
きっと、一番いいのはどーんと 幅広に構えた平屋住宅なんだろうなぁ。
土地の広さもいるし、何より平屋は 基礎や屋根の面積がハンパないので
実は費用も結構かかるのですが、
だこらこそある意味で本当の贅沢と 呼べるかもしれませんね。
2面の屋根を山形に組んだ定番の「切妻」 や、
4面が頂点に向かっていく「寄棟」 の屋根がカッコよく見えるのも
幅広に構えた家だったりします。
【参考】切り妻屋根(横向)の家
【参考】寄棟屋根の家
一般的な規模の住宅ですとイマイチ冴えない 印象を持たれがちですし、
僕も 2階建てかつ正方形に近い家や
建物の正面に幅がなく奥行きが やたらとある家に掛けられた
切妻や 寄棟は見映え的に好きではありません。
反面、幅広な家に掛けられた 切妻・寄棟ほど素晴らしいものは ありません。
切妻は住宅としての美しさを、 寄棟には雄大さを感じるのです。
それでも僕はゴチャゴチャ・ ガタガタとした家が好きなんですけどね(笑)
…とまぁ話は尽きないのですが、
何だか久し振りに 注文住宅に関わりたくなってきました!
弊社がお手伝い出来るのは住宅用地の 仲介にはなりますが、
設計士や 工務店のご紹介も行っております。
注文住宅って、土地が決まらなければ 何一つ話が進まなくて、
何枚間取り図やパースを描こうが、
文字どおり「絵に描いた餅」なのです。
気に入った建物プランが出来ても、
それが収まる広さ・形の土地がなければ 建てられないのですから。
「食べられない餅」を 「食べられる餅」にするには、
まず土地を決める他ないのです。
知多半島で住宅用地をお探しなら
不動産ドットネット愛知へ 是非お越しくださいませ♪
不動産ドットネット愛知 佐藤